源流域のまち 野登地区

 小学生が放課後サッカーをし終わって校門を出ると安楽川沿いを歩きます。働く人は仕事の行き帰り日に何度も安楽川沿いの道路を上ったり下ったりします。野登地区の風や水や土のめぐみは昔から続く暮らしを支え、山や川はそこに住むひとの暮らしに馴染み心の原風景となっています。

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いきもの調査クエスト ~鈴鹿川等源流域の生き物を調査せよ!!~  調査結果レポート

スマートフォンアプリ『BIOME』(以下、BIOME)を使った「いきもの調査クエスト」を行ったところ、106名の方にご参加いただき、たくさんの『いきもの』の情報が集まりました。 鈴鹿川等源流域(すずか...続きを読む
2022.1.20

いきもの調査クエスト~鈴鹿川等源流域の生き物を調査せよ!!~

R3.10.1「生き物調査クエスト」始まりました!

「生きもの調査」と言っても 5つの生き物をみつけて 写真を撮って 投稿するだけ。 1! 2! 3! 4! 5! まずはバイオームをダウンロードしよう。 ■ アイフォン用 ■アンドロイド用  ...続きを読む
2021.10.1

■紹介したいひと■

亀山の川と魚を愛するひと:峯和也さん

今回は鈴鹿川源流域で魚の生態…ではなくて「鈴鹿川源流域の魚が大好きなひと」を調査しましたよ! 峯和也さん魚と子どものネットワーク(2008年設立)代表亀山市里山公園みちくさ管理運営協議会会長源流協議会...続きを読む
2020.7.28

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仙ヶ岳:ルートをしっかり予習してたどりつく絶景

亀山7座のひとつ仙ヶ岳を紹介します。登山初心者のふたりが、亀山市観光課が催す7座トレイルの下見に同行させていただきました。 仙ヶ岳 「西峰(961m)と東峰(仙の石)の2峰からなる鈴鹿山脈南部を代表す...続きを読む
2020.6.23

 

 

野登地区
野登地区まちづくり協議会
http://nonobori.onushi.com/
野登地区コミュニティーセンター
http://nonobori.jp/
〒519-0222 三重県亀山市両尾町1908
マップコード
34.9019469,136.4391328


訪ねどころ

訪ねる・・・石水渓、坂本棚田
歩 く・・・野登山、仙ヶ岳
買う・・・


山と川を背景に暮らすまち 野登地区

野登地区を貫くメインストリートのように流れている川が安楽川です。野登山、仙ヶ岳、臼杵岳、明星ヶ岳、雨引山がすり鉢のように囲んで水を集め石谷川、矢原川、宮川などの流れができ、安楽川に合流しています。

安楽川とその支川
 

川端から急こう配で山の斜面がせりあがる地形のため、水はけや日当たりがよく、風がよく通ります。野登地区には田や畑もありますが、お茶畑も多く見られます。お茶畑は野登地区だけでなくその周辺や下流域にひろがっており、亀山の特産品となっています。

お茶畑から野登方面をのぞむ

小学生が放課後サッカーをし終わって校門を出ると安楽川沿いを歩きます。

野登小学校

小学校の登下校、仕事の行き帰り、地域に暮らすみなさんは日に何度も安楽川沿いを上ったり下ったりします。

安楽川と生活道路

野登地区の山や川は、地区で暮らすひとに馴染み心の風景をなし、また風や水や土のめぐみが周辺の暮らしを支えてくれます。

天空の里 坂本の棚田

野登地区には坂本棚田があります。
標高269mの地にある坂本の棚田は、野登山から流れくる宮川のおかげで豊かな水や土に恵まれています。棚田を背にして立つと、谷を挟んで同じ標高あたりに向かいの山の頂上があり、空を見上げると雲がすぐ近くを流れています。

棚田は空に向かって開け、斜面を駆け降りるように風が吹きます。

坂本棚田 夜になると「田毎の月」が映える・・・

棚田は、見る人にとっては美しいですが、田を耕し稲を育てる人にとっては「百姓」ということばが表すように百ほどたくさんの手間があります。山からひく水路を守り、大きな機械の入らない小さな田んぼをひとつひとつ耕すのは並大抵のことではありません。そのように手塩をかけて育てた田から得る宝、コメは本当においしいでしょう。おいしいおコメを作ってこその、この棚田の風景です。

春には田に水をはれば「田毎の月」といって田んぼ1枚1枚に月が映り、秋には黄金色が青空に映えます。暮らし続けてきた地域のひとの、絶え間ない手間と愛情とがつくり出す風景と言えます。

ですが現在では、高齢化が進み田を営む人がどんどん減っています。月の映らない田んぼ、黄金色ではない風景が増えています。

地域らしい秋の行事 亥の子

野登地区には、歴史ある夏の風物詩「かんこ踊り」があります。秋には「亥の子」という秋の収穫を祝う行事があります。これは子どもの行事です。

10月最初の亥の日亥の刻、子どもたちが家々を訪ねます。夜更けに訪ねる家の玄関先では、地域の方から口伝えで習った歌を歌いながら稲わらをしばった束で玄関先をたたきます。ご褒美にお菓子をもらえます。年に一度だけは、夜更けに堂々と出歩けてお菓子がもらえる!なんて、きっと昔も今も変わらず子どもたちにとってはスリリングでわくわくする行事ですね。

「亥の子」の行事では、歌と稲わらの準備があります。事前に集まってする準備もまた、大きな楽しみです。

地域ごとに歌の内容が少しずつちがいますし、その行事をするために年配の方から子どもたちがわらの束ね方や歌い方を習い、おなかがすいたころにはごちそうがふるまわれるのです。祖父母世代、親世代、子世代が入り混じって、知恵とエネルギー=生きていく元気を分け合います。

野登よいとこ

「亥の子」の行事からわかるように、祖父母世代の方々は子どもたちに行事を通じて地域のことがたくさんつまった「たからもの」を伝えています。父母たちの子育ての応援にもなっています。子どもたちは地域で元気に暮らせます。

 仙ヶ岳に野登山、石水渓など自然と触れ合いに訪れる方は多いですが、登山や棚田、行事のあるときだけでなくぜひ、野登地区の日々日常のちょっとした空気感を感じにふらっと訪れてみてください。

ほのぼのとしたある春の