森林の役割

亀山にはどれくらいの森林があるの?

亀山市の半分以上が森、森です!その森が亀山や亀山の下流地域の水・土・養分・気候といった自然を形づくり、わたしたちの命や暮らしが支えられています。さらに、昔の暮らしには燃料や肥料・木材として木だけでなく枝・葉まで、森の資源が欠かせませんでした。

森林率 亀山市

が、現在ではライフスタイルが変化して森を使う量がすっかり減ってしまっています。また、外国産に頼ることもあって産業としての林業もすっかり規模が小さくなりました。亀山の森の多くは林業を支えてきた森ですが、せっかく育っても売り先に困りますし、伐っては植えるという機会もなかなかなくて、今はお手入れ待ちです。

地域森林計画対象民有林率 亀山市

森の資源がほとんど使われることがなくなっても、森が水や土など私たちの暮らしを支えてくれていることに変わりはありません。亀山で林業の仕事についている方は統計上40人ほどだそうです。約8,000haもの森林を守るにはあまりにも人手が足りず、今後は天然林にかえしていくことも検討されています。

民有林における人工林と天然林の割合 亀山市

でもちょっと待ってください。亀山の「森の広さ」ではなく森に生えている「木の量」で表すとどうでしょう。約2千万㎥あります。これは新国立競技場の体積約7倍の量です。

民有林材積量 亀山市

さらに木は成長しますから、毎年の成長量だけで約2万㎥あります。毎年その成長量分くらいを収穫するなら森を減らすことがなく、なくならない資源としてずっと使えるはずです。


森林は宝物。暮らしを支える大切な資源です。

仙ヶ岳初夏のシロモジ
仙ヶ岳